引きこもりや依存症を起こすパーソナリティ障害

引きこもりを起こしやすいのは、回避性パーソナリティ障害ですが、このタイプは発達障害でいえば、アスペルガー症候群に多く見られるようです。アスペルガーでも積極的なタイプと消極的なタイプがあります。消極的な傾向があると対人関係を回避するようになりがちです。

メンタル強い人の特徴はものごとの思考の方式が明るく前向き

認知の歪みが少ない人は明るく前向きであり、発展的に考える能力が高い傾向があります。パーソナリティ障害や発達障害がある人は対人関係の苦悩が多くなることで、うつ病を発症していくことがあり、医療機関では、新型うつとされる人の中には、ADHDの人がかなり含まれているとも言われています。うつ病になる人は、それがパーソナリティ障害か発達障害かは別にして、何らかの背景があると考えてよいでしょう。うつ病とADHDの関連性は以前から指摘されてきた問題ですがADHDの診断をされないまま原因への対処をせずに、うつ病の治療だけをしているケースも多く、難治性になる原因の一つです。うつ病の人の中には、外向き思考で、他人を攻めたり、他人の責任を追及したり、自分が被害者であるとさかんに主張することで自己の正当性を守り、プライドを守ろうとする自我の未熟な人も多いです。

人格形成の未熟さと思考様式のゆがみが新型うつを発生

人格形成の未熟さからパーソナリティ障害が発生し、それが土台となり、うつ病などのメンタル疾患を生じさせていることがわかってきています。そのさらに元にあるのは愛着障害です。愛着障害の傾向があることで、いっそう、そのような思考のゆがみが起こっていきます。この思考のゆがみのことを認知のゆがみと専門的には呼称しているのですが、ようするにものごとの受け取り方がマイナス方向ばかりに偏っているのです。つまり、自分は正しくて、悪いのは他人。自分は被害者であり、他人が加害者である。このような一面的な思考しかできず、自己の内省ということがまったくできないメンタリティの人が多いです。このような新型うつ病の人は、薬を飲んでもなかなか改善しません。それは自分の性質を変えないと改善しないからです。人格の未熟さを育てて成熟させるしかありません。そのためには、時間をかけたカウンセリングにより、認知のゆがみをなおし、思考の偏向を正常化させることです。

全てを周囲のせいにし自分を省みることができない人達

ところが、自己愛性パーソナリティ障害やサイコパス(反社会性パーソナリティ障害)のような人は、医師やカウンセラーをも責め立てて、医者が悪い、カウンセラーが悪いと、今度は、攻撃の矛先を、自分を癒そうと努力を尽くしてくれる人たちにも向け始めるのです。そうして、治療の流れからも脱落し、救いようのないところまでいくのです。これだけは本人がどこかで、過ちに気がついて、改めるしかありません。内省ということを患者に教えない限りは救えない、それが、新型うつ病の問題点なのです。

ネグレクトと発達障害・パーソナリティ障害

虐待やネグレクトを受けると、社会性の発達が障害され、自閉症と類似の症状が出ることがわかっています。広く愛着障害と呼ばれています。一方で、発達障害がある子供は親による虐待やネグレクトを受けやすいこともわかっています。そして、発達障害があったから虐待されたのか、虐待されたから、ADHDやAS(アスペルガー症候群)などの発達障害が発症したのか、厳密にはわからないのです。多くの専門医は逆もまた真なりと考えており、幼児期の親による虐待や育児放棄(ネグレクト)は大きな問題になっています。虐待に抵抗する意欲を失い、甘受する状態になると、被虐待児症候群と呼ばれます。この結果、解離性同一性障害、摂食障害、パーソナリティ障害、依存症などの問題をおこします。ADHDやASを治療するには、病気に対する自覚が大切です。というのは、ほとんどの発達障害の人は、自分の問題行動や精神疾患は、自分の性格あるいは家庭環境のトラウマのせいだと思っています。そして「どうせ自分はダメ人間だ」とか「親のせいでこうなった」と、とかく責任を何かに転嫁して、改善しようとしません。そこでまず、脳の発達がアンバランスであることを知らせ、適切なカウンセリングで思考の癖を修正したり、治療を受ければ、改善するものなのだと、理解させることが先決です。

境界性パーソナリティ障害、発達障害と依存症

境界性パーソナリティ障害の人はいろいろな依存症になりやすい傾向があります。発達障害をかかえる人もパチンコ依存症になりやすいという特徴があります。パチンコに限らずさまざまなゲーム依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症のリスクが高くなります。母親がパチンコに七時間も興じ、そのあいだ、自宅マンションに3才の長男と生後1か月半の次男を置き去りにし、七時間後に次男は死亡した事件がありました。布団が頭からかぶせられていたためだそうです。依存症にかかると、このような行動をしてしまうことがあります。三十歳の母親は重過失致死容疑で子供を見守る義務を怠ったことを罪に問われました。この状態は「パチンコ依存症」であるといわれています。パチンコ依存症は昨今流行のパチスロという機械の持っている光と音声の波状の刺激が脳内を洗脳して、中毒性を持たせて、何十万もお金を使わせてしまう病気です。法的にはまだ規制されておらず140万人をこえる国民が、パチンコ依存症およびその患者をかかえる家族として苦しんでいます。第一次安倍内閣で、パチンコ依存症を含めた業界への問題点の改善のため、税務調査を繰り返したり、厳しい姿勢で対処したために、業界の反発をくらい、テレビ局各社は業界をスポンサーにもつゆえに安倍晋三総理へのネガティブキャンペーン報道しました。その結果、体調を崩し、持病の潰瘍性大腸炎が悪化して辞任に追い込まれました。テレビ局各社は、安倍晋三氏への偏向した悪口の報道をさかんに繰り返していました。その後の第二次安倍政権はIR法などカジノを推進するようになり、まったく逆方向に向かってしまっています。

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