動機づけ面接法と境界性パーソナリティ障害

BPDは治せる

心理療法家や、カウンセラーにとって、境界性パーソナリティ障害の患者は、もっとも労力を消耗する相手です。患者の家族にとってもそれはいうまでもないことで、家族は、境界性パーソナリティ障害の患者によって精神的に消耗しています。最近、注目を集めている「動機づけ面接法」というコミュニケーション技法があります。これは患者の動機や意欲をおだやかに誘導しながら引き出す工夫をコミュニケーションの中に生かす面接法です。この「動機づけ面接法」は、医師や看護師やカウンセラーはもちろんのこと、境界性パーソナリティ障害の患者の家族や配偶者にもたいへん役立ちます。境界性パーソナリティ障害の患者をいかにして、変えていくのか、その変化を生み出す動機をどのようにして引き出していくのか。質問をしたり、傾聴をしたり、情報を提供したりしながら、自分も相手もストレスを感じないような進め方で、行動を変化させていく、それが「動機づけ面接法」です。

動機づけ面接法

境界性パーソナリティ障害の患者は、薬物依存やギャンブル依存、性依存、恋愛依存、アルコール依存、買い物依存などのさまざまな依存症に陥る傾向があります。「動機づけ面接法」はアルコール依存症やニコチン依存症の患者の行動を変化させて、依存症からの脱却を可能にする心理療法として広く普及してきています。「やめたいけれどやめられない」「変わりたいけれど変われない」といった「両価性」という状態にしばしば陥ってしまう境界性パーソナリティ障害の患者をいかにすれば、変化へと導き、両価性の苦悩から救い出すのか。患者からチェインジトークを引き出し、それを強化して、変革に導くための質問法の工夫や、傾聴法の重要性など、本書は心理療法を学んだことのない人が初めて読んでも理解できるようにわかりやすく説かれています。医療従事者だけではなく、患者の家族や配偶者、同僚や上司といった人にとって必読の書といえるでしょう。もし、問題行動を改めさせたいと思っているのであれば、本書は必ずその役に立つはずです。


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動機づけ面接法 実践入門 「あらゆる医療現場で応用するために」

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