パーソナリティ障害は恨みや怒りなどの思いで自滅しやすい

境界性人格障害 症状

パーソナリティ障害をかかえる人は、自分の怨念で自滅していく人々といっても良いでしょう。たくさんのパーソナリティ障害の患者さんと接していく中で、自分の恨みの念、憎悪の念によってうつ病などのメンタルの病気になり、苦しんでいる人をみてきました。誰かに対する恨みや怒り、憎悪という思いのエネルギーは、マイナスのエネルギーです。これは両刃の剣であり、そのマイナスエネルギーは、自分自身をも滅ぼします。境界性パーソナリティ障害の人は、心理療法や想念の法則のことを少し勉強すると、病気と心の問題がたいへんよくわかってきます。潜在意識の働きの面白いところは、自分とか他人とかの区別をしないという点です。つまり、誰かの幸せを強く願うとき、その心の作用は、潜在意識を介して自分自身の幸せを実現させるのです。これとは正反対に、誰かを責めたり、憎んだり、怨念を抱くと、そのエネルギーは自分をも不幸にするのです。具体的には、病気になったり、人間関係が悪くなったり、様々なストレスが生じたりします。こういう患者さんには、それとなく、その恨みを捨てるようにアドバイスしても、ほとんどの場合は聞き入れません。

境界性パーソナリティ障害は強すぎる執着心に苦しむ

その恨みの思いこそが、自分の健康を阻害しているのにもかかわらず、絶対にそれを手放そうとしないのです。これはどうしてなのか。長年、疑問に思っていました。しかし、最近、あるきっかけがあり、その答えに行きついた気がします。こういう怨念の塊になるパーソナリティ障害の人は、例外なく強い執着心を物事に対して抱いているのです。例えば、「私は絶対にこの人と付き合い幸せにならねばならないのだ」などと一つの結果にこだわります。そして、これが思い通りにならないとわかるや、その思いは怨念に変わります。自分の思いどおりにしたいという相手への欲求がまず先にあり、それが受け入れられないとみるや、たちまち怨念の塊に豹変するのです。そして、何年もの間、思い通りにならなかった相手を恨み、憎しみの思いを募らせていきます。その結果、自分の出したマイナスのエネルギーによって自分が病気になってしまうのです。


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境界性パーソナリティ障害を癒すには過去を肯定し執着を手放す

こうした人が救われる方法は、「執着を捨てる」しかありません。これには考え方を変える必要があるのです。「すべては必然、必要、ベストだったのである」つまり、過去はすべて必然があってそれが起こった。本人にとって必要な体験だったからそれが起こった。そして結果的にどうなったかは、すべてその結果はベストなのであるという発想が必要です。すべては「必然・必要・ベスト」だった。そう考えれば、他人への恨み、憎しみ、怨念すべて溶けてしまいます。むしろ、自分を成長させてくれたことに感謝するようになる可能性があります。その時、はじめて、過去はプラスになり、もっと良い未来が開けてくるのです。つまり、この意味において、過去はマイナスからプラスに変えられるといえるのです。これは、パーソナリティ障害という病気を治すために大事なことです。

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