ササッとわかる「境界性パーソナリティ障害」

境界性パーソナリティ障害治療についてよくわかる本です。どのように接していけばよいのかがわかります。京都医療少年院に長年勤務されていた経験豊富な精神科医である岡田尊司さんが治療の心構えから、円滑に人間関係を育てる周囲の接し方まで、障害を個性に変えて生きていく方法として教えてくれます。

ササッとわかる「境界性パーソナリティ障害」 (図解 大安心シリーズ)

自傷、うつ、家庭内暴力、摂食障害、非行、そして恋愛依存などの様々な症状の背景に、境界性パーソナリティ障害が潜んでいるのです。本書では、境界性パーソナリティ障害すなわち境界性人格障害の症状の解説だけに留まらず、障害をかかえる患者の自己改善法そして、周囲の人にとっても役立つ境界性パーソナリティ障害患者への接し方まで具体的に解説してくれています。人格障害をあきらめるのではなくてその特性を十分に理解することで、障害を個性に変えて生きていく方法があるとわかる本です。身近な人で、境界性パーソナリティ障害が疑われる人がいたら、まずこの本をそれとなくプレゼントしてみてはいかがでしょうか。本書を読むことで病識つまり病気への自覚が生まれて、それが改善へのモチベーションになることも多いです。多くの場合、病識がないので治らないのです。

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