パーソナリティ障害が改善すると良い個性の人になる

境界性パーソナリティ障害や自己愛性パーソナリティ障害などのさまざまな人格障害は、改善すれば没個性的な偏りのない規格型人間のような人になるということはありません。そうではなく、認知の歪みがとれていくことにより、極端なところや、頑固さ、つまり、悪いこだわり、悪いとらわれから解放されて心が健やかになるのです。その結果として、ほどよさや柔軟性が生まれてくることで、むしろ優れた個性や魅力になっていくのです。パーソナリティ障害がパーソナリティスタイルになるということです。そもそも人間には個性があり、性格の偏りがあるのが自然です。それらの個性は、その人の特有の人生への取り組み方の根源となりますので、「性格が運命を創る」の言葉のとおりに、その人の独特の運命を形づくるようになるのです。

スポンサード リンク

性格リフォームは必要ない

これは病的とはいえないものであり、パーソナリティスタイルと呼ぶべきものです。これがわかれば、パーソナリティ障害を克服する道が見えてきます。しばしば心理カウンセラーが「性格は変えられる」とか「性格リフォーム」などと喧伝しているのは根本的な誤りであり、医学的知識に基づかない独自の経験則をベースにした我流であるとわかるのです。そうではありません。パーソナリティ障害が改善されていけば、性格を大改造するというよりも、極端さがなくなり、また、柔軟性が生じ、受け止め方や物事への反応が変容していくのです。すると、個性がそのまま美点になりもするのです。極端さや過度のこだわりの多くは認知の歪みからくるもので、それを解除していけば、パーソナリティ障害は、パーソナリティスタイルに昇華され、成熟するのです。

あわせて読みたい関連記事:

スポンサード リンク