愛した人がBPDだった場合

境界性パーソナリティ障害の人を配偶者や恋人に持つと、BPD(境界性パーソナリティ障害)によるさまざまな異常行動にふりまわされることになります。BPDを持つ人の中には、社会的な立場を獲得していて、社会で成功しているような人もいます。社会的機能が高く、周囲にも批判的で自分の非を認めないので、自分が他人をいかに苦しめているか、これらの人は気がついていません。怒りの爆発は部下や家族や子どもを傷つけています。周囲は次第にはれものにさわるようになり、BPDの人の感情の起伏により苦しめられます。虐待的な行動を受けている場合も多々あります。

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愛した人が境界性パーソナリティ障害だった

この本では、そうした境界性パーソナリティ障害を持つ人と深くかかわらざるを得ない人々がいかに、BPDの人に接していけばよいか、対処の方法をまとめています。多くの場合、被害を受けるほうは職場を去っていきますし、夫婦は離婚します。親子であれば、絶縁状態になることも多いです。このような形で人間の絆が切れます。そうなる前に、適切な対処法を知って、被害を最小限に抑えるのみならず、できるだけ、境界性パーソナリティ障害の人が自分の状態を自覚し、自分から治療に取り組むように誘導していける方法について探っていきます。

愛した人がBPD(=境界性パーソナリティ障害)だった場合のアドバイス―精神的にも法的にもあなたを守るために

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